初当選女性議員アンケート。
9月議会が終わりました。
4月の統一地方選から、6月、9月と2回の定例会が終わったことになりますが、新人議員の質問の様子を見ていると、まだ頼りない感じですね。
不思議なもので、3月議会までは一年生議員で頼りなく感じた現二年生議員が、今はしっかりしているように見えるのが不思議です。
ところで、朝日新聞のWEBサイトに、今年の統一地方選で当選した新人女性議員へのアンケート結果が載っていました。
<初当選女性地方議員アンケート>
自由記述欄の内容が、県議、市議、区議、町村議ごとに紹介されていたので、私の仕事に一番関係のある市議のところを見てみました。
その中で目についたものを拾ってみたのが以下のとおり。
■有権者からの要望が多いが、まだ1期目なので本当にちょっとした御用聞きのようになっている(20代)
■良くも悪くも女性だとナメられるので、そこを逆手に取ることができればとてもやりやすいと思う(20代)
■議員になると休むことがなかなか出来ないと聞いていましたが、本当に休みをつくることが難しいと実感しています(20代)
■子どもを預ける方が身近にいないので、会議や子どもが病気になった時は大変だと感じています(20代)
■有権者から「どうせなにもできない」「キャバクラ扱いされるだけでしょ」などと言われた(30代)
■独身のため「早く結婚した方がいい」などと言われる(30代)
■議会で一番強い言葉は「慣例に従い」である。古い人間の慣例をひっぱり出してくるのは違和感がある。得票数の多い議員から要職につくべきだ。世界の常識から離れた時代遅れの人間が要職についているので、改革が全く進まない(30代)
■「女性議員だから女性のニーズを!」としゃかりきになるのは、逆差別みたいになる(30代)
■地域のイベントや市の行事など、土日に休みがなく、平日も相談の対応や老人会など時間がない。同時に、サボろうと思えばいくらでもサボれる仕事であるとも感じました(30代)
■盆踊りに行くことも仕事なのだと知った。それなりに意味はあると分かった(笑)(40代)
■大会派が議会内ルールを自分たちがいいように変えてしまう。「議会軽視」という理由ですぐに怒る(40代)
■行政とのパイプ役なんだけど、「草取りしてよ!」などの要望が多い(40代)
■注文する弁当が2千円以上など、高すぎる。普通のサラリーマンは昼食にこんな高い弁当は頼まない(40代)
■周囲から「先生」と呼ばれることによって、月日の経過とともに初心を忘れ、自分が偉くなったような勘違いをする議員が現れてくるのだと初めて気づかされた(50代)
■有権者男性から、当選後の会合で「ポスターで見るよりかわいいよ」と言われ不快だった(50代)
■最初は男女不平等を感じましたが、「女性を議会へ」という女性の声に支えられました(50代)
■情報が男性に偏り、男性中心の酒席で物事が決まる。地域経済の中心となっている土木関係は男性社会で、それを崩すのは困難です(50代)
■「議員」という肩書は、権力に近いと思われていることを感じることがある(60代)
■一番困るのは「先生」と呼ばれること。その都度訂正させてもらっている。もういいかげんに政治に関わる人を「先生」と呼ぶのはやめていいのでは。マスコミも取り上げてほしい(60代)
■普通の服装であっても「セレブ感」があると言われるとストレスがたまります。イヤリング、ネックレス、指輪など華美と思われるものは極力つけないようにしている。ネット掲示板に「男がいる」とか「整形」しているとか、全くのデタラメを投稿されたこともあります。「完熟腐れトマト」と書かれたことも(60代)
■女性がいることで男性の粗暴な振る舞いが少なくなっているように思う(70代)
有権者から御用聞きのように使われている人もいれば、女性であることを逆手に取れれば…という、したたかな20代議員もいます。
盆踊り大会にいくことにそれなりの意味があることを知ったというのは確かにその通りだし、注文する弁当が2千円以上で高すぎるという感覚は、ずっと持ち続けてほしいと思います。
「先生」と呼ばれるのが困るという気持も忘れないでほしいですね。有権者が議員を「先生」と呼ぶのは何か頼みごとがある時かもしれませんが、職員側は議員を過剰に持ち上げる必要はないと思います。
なお、私は、議員のことを「先生」と呼んだことはなく、ずっと「議員さん」と呼んでいます。田中という議員だったら「田中議員さん」というようにですが、それで睨まれたことはありません。
あと、60代議員の「ネット掲示板被害」は凄いですね。
「男がいる」「整形している」、それに「完熟腐れトマト」って、これはひどい。
市議レベルでも、こんな悪口をネットに書き込まれるんですか。ウチの市ではちょっと考えられませんが、この議員のところは大都市なのかな。
その他にも、議員の本音が垣間見えて、納得しながら読みました。
今度、女性議員に対応することがあったら、このアンケートの内容を想い出して、慎重かつ丁寧に応対しようと思います。
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4月の統一地方選から、6月、9月と2回の定例会が終わったことになりますが、新人議員の質問の様子を見ていると、まだ頼りない感じですね。
不思議なもので、3月議会までは一年生議員で頼りなく感じた現二年生議員が、今はしっかりしているように見えるのが不思議です。
ところで、朝日新聞のWEBサイトに、今年の統一地方選で当選した新人女性議員へのアンケート結果が載っていました。
<初当選女性地方議員アンケート>
自由記述欄の内容が、県議、市議、区議、町村議ごとに紹介されていたので、私の仕事に一番関係のある市議のところを見てみました。
その中で目についたものを拾ってみたのが以下のとおり。
■有権者からの要望が多いが、まだ1期目なので本当にちょっとした御用聞きのようになっている(20代)
■良くも悪くも女性だとナメられるので、そこを逆手に取ることができればとてもやりやすいと思う(20代)
■議員になると休むことがなかなか出来ないと聞いていましたが、本当に休みをつくることが難しいと実感しています(20代)
■子どもを預ける方が身近にいないので、会議や子どもが病気になった時は大変だと感じています(20代)
■有権者から「どうせなにもできない」「キャバクラ扱いされるだけでしょ」などと言われた(30代)
■独身のため「早く結婚した方がいい」などと言われる(30代)
■議会で一番強い言葉は「慣例に従い」である。古い人間の慣例をひっぱり出してくるのは違和感がある。得票数の多い議員から要職につくべきだ。世界の常識から離れた時代遅れの人間が要職についているので、改革が全く進まない(30代)
■「女性議員だから女性のニーズを!」としゃかりきになるのは、逆差別みたいになる(30代)
■地域のイベントや市の行事など、土日に休みがなく、平日も相談の対応や老人会など時間がない。同時に、サボろうと思えばいくらでもサボれる仕事であるとも感じました(30代)
■盆踊りに行くことも仕事なのだと知った。それなりに意味はあると分かった(笑)(40代)
■大会派が議会内ルールを自分たちがいいように変えてしまう。「議会軽視」という理由ですぐに怒る(40代)
■行政とのパイプ役なんだけど、「草取りしてよ!」などの要望が多い(40代)
■注文する弁当が2千円以上など、高すぎる。普通のサラリーマンは昼食にこんな高い弁当は頼まない(40代)
■周囲から「先生」と呼ばれることによって、月日の経過とともに初心を忘れ、自分が偉くなったような勘違いをする議員が現れてくるのだと初めて気づかされた(50代)
■有権者男性から、当選後の会合で「ポスターで見るよりかわいいよ」と言われ不快だった(50代)
■最初は男女不平等を感じましたが、「女性を議会へ」という女性の声に支えられました(50代)
■情報が男性に偏り、男性中心の酒席で物事が決まる。地域経済の中心となっている土木関係は男性社会で、それを崩すのは困難です(50代)
■「議員」という肩書は、権力に近いと思われていることを感じることがある(60代)
■一番困るのは「先生」と呼ばれること。その都度訂正させてもらっている。もういいかげんに政治に関わる人を「先生」と呼ぶのはやめていいのでは。マスコミも取り上げてほしい(60代)
■普通の服装であっても「セレブ感」があると言われるとストレスがたまります。イヤリング、ネックレス、指輪など華美と思われるものは極力つけないようにしている。ネット掲示板に「男がいる」とか「整形」しているとか、全くのデタラメを投稿されたこともあります。「完熟腐れトマト」と書かれたことも(60代)
■女性がいることで男性の粗暴な振る舞いが少なくなっているように思う(70代)
有権者から御用聞きのように使われている人もいれば、女性であることを逆手に取れれば…という、したたかな20代議員もいます。
盆踊り大会にいくことにそれなりの意味があることを知ったというのは確かにその通りだし、注文する弁当が2千円以上で高すぎるという感覚は、ずっと持ち続けてほしいと思います。
「先生」と呼ばれるのが困るという気持も忘れないでほしいですね。有権者が議員を「先生」と呼ぶのは何か頼みごとがある時かもしれませんが、職員側は議員を過剰に持ち上げる必要はないと思います。
なお、私は、議員のことを「先生」と呼んだことはなく、ずっと「議員さん」と呼んでいます。田中という議員だったら「田中議員さん」というようにですが、それで睨まれたことはありません。
あと、60代議員の「ネット掲示板被害」は凄いですね。
「男がいる」「整形している」、それに「完熟腐れトマト」って、これはひどい。
市議レベルでも、こんな悪口をネットに書き込まれるんですか。ウチの市ではちょっと考えられませんが、この議員のところは大都市なのかな。
その他にも、議員の本音が垣間見えて、納得しながら読みました。
今度、女性議員に対応することがあったら、このアンケートの内容を想い出して、慎重かつ丁寧に応対しようと思います。
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