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記憶の変形。

 前々回の冒頭で、元横綱千代の富士の九重親方が亡くなったことに対し、相撲ファンの一人としてお悔やみを述べさせていただきました。
 しかし、その後、マスコミやネット上で、現役だった千代の富士時代も含めて九重親方を過分に持ち上げる意見が見られることに違和感を覚えています。

 確かに、優勝回数は31回で当時は大鵬に次ぐ歴代2位の成績でしたが(現在は白鵬、大鵬に次いで3位)、八百長に絡んでいるという噂がよくささやかれていた力士でした。
 強い力士であることは認めるものの、その強さを全て発揮しなくても安全確実に勝てるよう八百長に手を染めていたと言われていました。そのような内容の本を出版した元力士もいたはずです。

 引退後、相撲協会でなかなか要職に就けなかったのも、現役時代のそうした姿が影響したからだと言われました。
 ところがそんな事には全く触れずに「素晴らしい人だった」という声しか紹介しないネットも含めたマスコミの勉強不足(or 意気地の無さ)に、呆れているところです。

 同じように、最近、ロッキード事件から40年経ったということで、田中角栄を再評価しようとする動きを目にします。
 ロッキード事件は謀略だった、田中角栄は無実だったがアメリカに蹴落とされた等々、政治の大きな波の犠牲になったのが田中角栄だったという主張が多いようです。

 そうした主張に耳を傾けると、確かに、アメリカ側が何か仕掛けたのかもしれないと考えるだけの理由がそれなりにあるように聞こえます。
 しかし、もしそうだったとしても、田中角栄は何もしておらずに全くの無実の罪だったのでしょうか。私にはそうとは思えません。

 千代の富士や田中角栄に関する最近の取り上げられ方を見ていると、月日の流れがもともと存在していたものの形をすっかり変えてしまうことは、物体だけでなく人の記憶にも起こることを改めて認識させてくれます。また、当時のことを知らなかった人たちは、変形したものを初めからあったものだと信じるでしょう。
 まあ、意図的にそう仕向けている人たちがいる可能性も否定はしませんが…。

 いずれにしても、時流に乗った調子良さげな言葉は眉に唾して聞き、まず元々の話を探ってみる態度が大事なようです。
 

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