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「一度、落ち着こう」と言えなかったのか。

 鎌倉市役所のセクハラの話も取り上げたかったんですが、結局、こっちにしました。

<ジャンパーに生活保護「なめんな」、市職員訪問>
 生活保護受給者の自立支援を担当する神奈川県小田原市の複数の職員が、「保護なめんな」「不正を罰する」などと、受給者を威圧するような文言をプリントしたジャンパーを着て各世帯を訪問していたことがわかった。

 職員が自費で作ったとみられ、市は16日、不適切だとして使用を中止させた。専門家は「生活困窮者を支えようという感覚が欠如している」と批判している。(以下略)[2017年01月17日 読売新聞] 


 これはダメですよ。ダメなんですけど、ケースワーカーっていうのは生活保護受給者や受給申請者の対応でストレスが溜まるし、一方で、最近は「不正受給を許すな!」という声の高まりがあって、それもストレスになってるんでしょうね。
 で、その捌け口が、こんな形で出ちゃったのかなぁ。
 不正受給がダメなのはその通りですが、ストレスを「正義」に乗った形で発散させようとしているように見えてしまうのが、ちょっと痛いですね。

 しかし、それ以上に私が問題だと思ったのは、こうなるまでに止める人はいなかったのかという点。
 
 どう考えてもやり過ぎな事なんですよ。それを「やり過ぎだ」と言う人がいなかったのか。
 25人のケースワーカーのうちの大半が、このジャンパーを持っていたということですが、それまでに「ちょっと落ち着こう」と言ってくれる先輩や上司はいなかったんですかねぇ。

 最近、ネット、特にツイッターを見ていて思うんですが、急速に盛り上がっちゃんですよね。誰かを批判するツイートをすると、それに乗っかる形で批判が、すぐに中傷にまでエスカレートしているのをよく見かけるんですが、これがネットだけじゃなく、実社会でもそうなりつつあるのかな…という気もしています。だからストップが掛けられない。

 そう考えると、これから、まだまだこういうのが増えてくるのかな。嫌だな。

 少なくとも私は「一旦、ちょっと落ち着こう」と言える職員でいたいと思います。


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No title

 まず、「不正受給を許すな」という声の高まりはケースワーカーにとっては暖かい声援です。ストレスになどなりません。そしてジャンパー製作は10年ほど前の傷害事件と伺っていますが、これって結構特殊な状況ですよね。悪質な受給者に対し、一致団結して立ち向かう決意を示そうとしても不思議じゃないと思います。ストレスの発散のためじゃなくて意思表示のためですよ。「やり過ぎ」論は多少同意しますが、そもそも最初に「やり過ぎた」のは受給者の方ではありませんか。

 話はそれますが、生活保護関係でマスコミが使う「打ち切り」という言葉。これはよくありませんね。あたかもケースワーカーが好き勝手に意地悪をしているようではありませんか。法に基づき手順を踏んで「廃止」しているのですから、用語は正しく使ってほしいものです。

落ち着くべきはお互い様

私もやり過ぎ論には多少同意できます。
ただ結論だけを見て批判するのは簡単ですが、せめて同じ公務員同士、なぜこのような状況に至ったのか、一旦落ち着いてご自身で考えられてはどうですか。
ジャンパー=ストレス発散だなんて自身の勝手な想像を根拠に、すぐに何でも批判に飛び付くのでは、まさにあなたが本記事の後半でおっしゃった、ネット、ツイッターユーザーと同じではありませんか。

生活保護担当部署は、若手からベテランまで数多くの職員がいると聞きます。
もしもベテランがジャンパーを着出せば、現実的には若手は断れないんではないでしょうか。同調圧力なんて官民に関わらずあるものですから。
(ジャンパーを見て真っ当な受給者に不安な思いを抱かせた小田原市職員を擁護することはできませんが)

No title

秘密のコメントを頂いた方、SK様、元公務員志望様、ありがとうございます。

>秘密のコメントを頂いた方

コメントを拝見して感じたのは、生活保護制度以前に貴方様の所属する組織の問題があるのではないかということです。
ウチの市役所の場合、昔はともかく、今は罵詈雑言が飛ぶなどというシーンはほぼ皆無です。どのくらい前からかは覚えていませんが、担当ケースワーカーの負担のうち、組織で対処できるものは組織で対処するというようになってから、受給者の態度も変わってきたように思います。
なお、出世面での問題や他部署の人間からの眼といったことにも、貴方様がおっしゃるようなものはありません。

>SK様

受けた暖かい支援の声に乗って、その通り出来たらいいんですけどね。
一方から「打ち切り」という非難の声が上がることを意識してしまうと、思うようには動けないんじゃないでしょうか。それがストレスになる。
スポーツの試合で声援がかえってプレッシャーになることがあるのと同じようなことを考えたんですが。

>元公務員志望様

「ストレス発散」は控えめな表現のつもりで使ったんですけどね。この件で言われている「威嚇」よりは穏やかだと思いませんか。(笑)
リバプールFCのエンブレムやガンダムのセリフをパクってジャンパーを作るような人間に「威嚇」しようというような強い気持ちはないでしょう。言ってみれば「中二病」、だから痛い感じしか受けない…、まあ、そこまで言ってしまうのも、もともとの気持ちが理解できないわけではないので、抑えたんですけどね。
それと「同調圧力」なんて、何の言い訳にもなりません。少なくとも今のウチの市役所では内向けの言い訳としても通用しなくなっています。


3人の方からコメントを頂きましたが、それぞれ異なる方向からのコメントだと思いました。それだけ、この問題については多様な見方があるということでしょう。
私自身は本文に書いたように、ジャンパーを作る前に、誰かが一度冷静になるよう促せなかったのかという疑念を感じていますが、ジャンパーの文言については、やはり「We are “the justice” and must be justice」ですね。
外部の人ならともかく、我々公務員が自らのことを「正義だ」などと言ってはいけませんね。
場合によっては生殺与奪にも繋がる権力を持っているわけですから、自分たちの行為なり判断を絶対的に正しいと思うのは傲慢以外の何ものでもないでしょう。
彼らが相手にしているのが「不正受給者」だけなら、まだ許されるかもしれませんが、そうじゃないですよね。考えの足らない行為だと言われても仕方ないと思います。
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